Zencart 1.5.6 Plus デモサイト公開!

17. 02. 13
最終更新日:18 6月 2019

先日公開した、Zen Cart の最新版 v1.5.6a の日本語対応版をベースとして、Google Analytics などの運用上必ず必要となるモジュール類と共に、華やかなレスポンシブデザインテンプレートをセットにした簡易インストールパッケージの提供を行っております。

サービス名、"Zen Cart Plus"(ゼンカートプラス)

Zen cart v1.5.6a にデフォルトで準備されているテンプレート”Responsive Classic Template”は、レスポンシブデザインによるモバイル端末利用への対応を行った非常に綺麗なテンプレートです。 ただ、これまでの Zencart ユーザーの共通の感想は、デフォルトテンプレートは、Zencart の利用法とカスタマイズ方法を理解するために「シンプル」で「判りやすい」つくりになっていることから、インストールしたままのテンプレートではデザイン性に掛ける・・・というものでした。


デフォルトのままでの標準インストール状態

新サービス”Zen Cart Plus” では、シンプルでありながら汎用性の高いテンプレートを事前に組込んだ状態で提供されるため、インストール直後からある程度の見た目の良いサイトが出来上がります。

動作環境は、Zen Cart v1.5.6a に準じるため、PHP7.3推奨となり、MySQL 5.7 にも対応していますので、新しいサーバー環境でのご利用をおすすめいたします。

■ 機能概要
有限会社ビッグマウスによる、Zen Cart v1.5.6a (日本語版)をベースにデザインテンプレートと必要なモジュールをプリインストールしたパッケージです。
  • レスポンシブデザインによるモバイル端末への対応
  • 管理画面もレスポンシブデザイン対応
  • 複数言語対応のメガメニュー機能を実装
  • Google Analytics ならびに Google Sitemap をプリインストール
  • Instagramショッピング (Facebookカタログ連携)機能対応

 

Zen CartR v1.5.6 is designed for PHP 5.6 to 7.3, with MySQL 5.1 to 5.7 (or MariaDB 10.0-10.2) and Apache 2.2/2.4

  • PHP 7.3推奨, PHP 5.5 以降でも動作します
    (注意: PHP バージョン 5.6 よりも古いものは既に PHP サポートが終了しています... セキュリティの上でもパフォーマンスの上でも、十分な能力を得るには、最低でも PHP 7.1 を利用してください。
  • MySQL 5.1 - 5.7
  • Apache 2.2 - 2.4
  • Apache の AllowOverride 設定は、'All' もしくは、少なくとも 'Limit' と 'Indexes' の2つのパラメータは必要です。可能であれば、'Options' パラメータも追加してください。
  • PHP 設定では OpenSSL で CURL が利用できるようにしてください。
  • サーバーの CURL と OpenSSL については、最新の TLS が利用できるように設定してください。

Nginx がサポートされました。( IIS はサポートされません)

 

 

Zen Cart 1.5.6 Plus をダウンロード

Zen Cart v1.5.6 Plus (標準インストール状態)デモサイト

 


サンプル商品差し替えと設定・CSS変更例

こちらのサンプル2のデモサイトは、標準インストール状態の Zen Cart Plus に、デモ用商品を登録して管理画面の画像サイズ設定値を変更、スタイルシートCSSを変更しただけのものです。

当デモサイトの作業担当者は、HTMLの基本知識程度の新人であり、スタイルシート以外の変更は、管理画面から行う「定番ページの編集」と、スライドショー画像のリンク先URLの書き換え程度のごく簡単な変更しか行っておりません。(※ トップページの4つのバナーについては、経験のある技術者が助けていましたが・・・) それでも、かなり今風のサイトイメージに出来上がっています。

インターネットに関連した通信環境が飛躍的に向上し、比較的サイズの大きな画像もモバイル端末で難なく扱えるようになったので、これまで以上に画像を使ったアピールがやりやすくなっています。

 

Zen Cart 1.5.6 Plus をダウンロード

Zen Cart v1.5.6 Plus (CSS変更サンプル)デモサイト

 


なぜ、ビッグマウスは PHP7対応した新しいZencartを推奨する?

PHPが2018年の年末で、PHP5.6のサポートを終了させるという事がもっとも大きな要因です。
実際、多くのレンタルサーバー会社が提供するサービスにおいて、PHPのバージョンで7系が選択可能になっていますし、推奨されています。

弊社のお客様を含めた、多くの Zencart ユーザー様は、大変長く Zencart を使ってサイト運営を行っておられます。当然サーバー環境はもちろん、サーバープログラムのバージョンも新しくなり、古い環境のままでの利用は損なだけではなく、現在の安全基準に照らすと、不十分な状況になっています。一般的に、PHP7にすると、PHP5と比較して約2倍のスピードが出るといわれていますし、近年増加するカード詐欺や個人情報流出のリスクに対して、PCIセキュリティ基準はかなり厳しくなっています。(10年前の車の燃費や安全性能を現在の車と比べると格段の進歩がありますが、コンピューター業界の進歩のスピードはそれをはるかに上回る勢いで進んでいます)

ただし、新しくすることで発生する問題もあります。それだけの革新的な進歩を行おうとすれば、旧バージョンとの互換性が失われてしまう点です。(ある程度古い環境への対応を切り捨てざるを得ない)

弊社(ビックマウス)においては、最新の環境でのサイト運営を希望するクライアント様に十分なサービスを提供する方法として、PHP7に対応した新しいZencart v1.5.6 をベースとして各種サービスを提供することにいたしました。

この決定により、これまでの v1.3.8a をベースにしている Zencart サイトに対しては、通常の方法でのバージョンアップは出来なくなりますが、なにとぞご理解ください。