オープンソースの優位性
ネットショップの開設、特に越境ECを検討している方にとっては自分で外国語のサイトを一から作成する手間を省ける、Shopify(ショッピファイ)、BASE(ベイス)、makeshop(メイクショップ)のような「ネット販売プラットフォーム」も人気があります。
こうしたサービスは、プログラミングの知識がなくても簡単にECサイトを立ち上げられるため、多くの事業者に利用されています。
特に、Shopify(ショッピファイ)、BASE(ベイス)のように、クラウドベースのソフトウェアを活用したECサービスと比較した場合では、
カスタマイズの自由度の高さ、運用コストを押させることが出来る事のほか、ベンダーロックインつまりサービス提供者によるサービス停止や値上げ、機能制限などのトラブルが無いことから長期的にコスト効率が良くなります。
また、オープンソースソフトウェアの利用は、特に技術者や開発者にとって、費用面だけでなく、技術的な成長や運用の効率化にも大きなメリットをもたらします。選択肢として十分に魅力的であり、企業や個人がOSSを利用することで、長期的な競争力を維持するための強力な手段となります。
「オープンソース=無料」というイメージが強いため、「安く利用できる」事だけが強調されがちですが、実際には経済的な要素よりも、むしろその開発コンセプトによる優位性のほうがその真価といえるでしょう。
多くのオープンソース・ソフトウェアは完全に無料で配布されています。
OSの”Linux”,”FreeBSD"はもちろんの事、WEBサーバーソフトとしては世界中でもっとも多く使われている”Apache httpd サーバ"などもオープンソースソフトウェアであり、今やインターネットの世界では、無くてはならないスタンダードといえます。
近年よく耳にする"クラウド"や"モバイル化"に関連したITの新しい流れの中で多くのサービスがオープンソースソフトウェアに深くかかわる形で生まれてきています。
Googleのサーバは全て"Linux"で構築されており、アマゾンも"Amazon Webサービス"をオープンソースソフトウェアの仮想化ソフト"Xen"と"Linux"で提供していると言うことです。
初めてオープンソースソフトウェアを利用してのサービス構築を検討している方にとっては、そのデメリットや危険性も当然気になるところでしょう。
何せ、無料で提供されているものを利用するわけですから基本的には自己責任。万が一問題が発生したときに誰かに責任を求めることは期待できません。 実際オープンソース・ソフトウェアのほとんどのライセンスでは、責任を放棄する事が記載されています。
それでも企業として「商売」でオープンソースを利用するメリットはあるのでしょうか?